こんにちは、こあいざわです。
ずっと前に紹介したかもしれませんが、
画像を整理してたらもう一度紹介したくなりまして。
床なんて安ければいいじゃん!
なんて安易な考え方してると
大変な事になるよって事を言いたかったんです。
特に店舗では。
大宮にあります中古コピー機を扱う業者様から頂いた相談です。
築年数がかなり古いビルですが、
内装リフォーム済みという事で賃貸契約されました。
通常の店舗や事務所でしたら
それほど大きな問題にはならなかったかもしれませんが、
ここの床には大きな問題があったのです。
賃貸に出すにあたって大屋さんはとりあえず見栄えの良いリフォームをします。
ただ、あまりお金はかけたくないので必要最小限の工事だけをします、
当然仕上げ材も一番安価なものを使うわけです。
床の仕上げ材は一般住宅に使われる「クッションフロア」といわれるもので
靴を脱いで使われる部屋用であまり耐久性がありません。しかも前回、前々回と3重にも貼られていました。
確かに工事のたびに剥がすとゴミが出ますので、問題なければ上から貼ってしまえという事です。
しかし扱う商品が重量のあるコピー機です。人が歩くだけならともかく、このコピー機のキャスターでは
床にめり込んでしまいます。商品を移動するたびにところどころ破れてしまい、
最初のうちはガムテープなどで補修していた様です。
しかしそれもだんだんひどくなって、テープでは直せず、
Pタイルを部分的にあてておりました。
ただ、このPタイルも割れやすく、少しでも浮いてるところがあると
簡単に割れてしまいます。分かりやすく言うと薄いせんべいを置いた様な状態と同じで、
割れるとボロボロになってしまいます。更にそこもテープとかで補修しておりましたが、
さすがに補修箇所だらけになってしまい、お手上げ状態になりました。
お店としても見た目が大事ですのでこの状態でご相談頂きました。
築年数が古いと床の下地も凸凹が大きく、部分的に補修することも考えましたが、
思い切って既存の床材は全てコンクリートまで剥がしてしまう事に。
凸凹の補修をしたうえで、今回は重量物の移動にも耐えられる45㎝×45㎝の塩ビ製フロアタイルで
仕上げることとしました。
そして完成。
今度は見栄えも良くなって、重い機械でも楽々転がります。
今までの苦労に比べたら数倍楽になったと喜んで頂けました。
内装材は適材適所、扱う物に合った材を使わないと大変な事になりますね。
ま、大家さんは何屋さんが入るかわからないので
基本的なリフォームをしただけなんで罪は無いんですけどね。
今日はここまで
ありがとうございました。