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いまこそ「目利き」になるべき!

 

 

こんにちは、こあいざわです。

巷にはあらゆる情報があふれ、ちょこっとググれば知りたい情報なんて

簡単に手に入ります。

グルメ、ファッション、グッズ、アーティスト、スポーツなどなど。

そんな中で「オレは○○にはうるさい」「○○のことならまかせて」

と特定のジャンルにハマったうえその道のスペシャリストのごとく

友だちや会社の仲間にアドバイスする方が増えてますね。

企業としてはこういった方々が増えた方が何かと刺激になりますし、

売り上げUPにも貢献してくれますよね。

あまりかたよった情報で無ければ良いことだと私は思います。

だけど、さっき出たグルメやファッション、スポーツには

いわゆる「マニア」的に詳しい人がいる(決してその道のプロでは無い)のに、

住宅リフォームの世界ってそんな話全然聞きません。

なぜなんでしょう?

一昔前によく言われた「カリスマ美容師」みたく、

リフォームで言えば「〇〇の匠」の様な呼び方はありましたが、

いまいち浸透して無いというか、あまり興味を持たれませんね。

もっと「木工だったらこの職人は日本一だ」

   「壁を塗らせたら右に出るものはいない」

   「この職人の施工センスは目を見張るものがある」

などとSNSとかで話題になればいいのに、なんて思います。

リフォームって言うと範囲が広すぎてざっくりすぎるのかもしれないけど、

会社によって得意不得意はあるのは当然で、外装寄り、水回り寄り、

ウチみたいに内装寄りな会社もあるわけです。

そんな感じで自然に個性が出てるのであれば、もっと個性を生かした

会社があったっていいじゃない?

もっとリフォーム会社に技術だけじゃなく

「センス」を求める声があったっていいじゃない?

建材メーカーがある程度施工方法を決めてたらその通りの工法でしか

やれないのが没個性につながっているのかな?

確かに保証の問題もあるからあまり自由にやっちゃいけないのも解りますが。

建物見ただけで「〇〇社のだ!」とかあればいいのに

内装みたら「この色、このセンスはやっぱエイジュンだな~」

とか言われたいですね。

と、いうかこの辺はいつも意識してお客様には提案してます。

だからユーザーの立場のあなたにお願いがあります。

もっと「目利き」になってほしいと。

最初から「安くて良いリフォーム」なんて求めてほしくないです。

ファーストフードで高級料亭並みのサービスを求める様なトンチンカンな

ことをしてほしくないです。

確かにお金を掛けるべきところを間違えると大変な事になるのも

リフォームの怖いところではあります。

だからといって初めから安い工事ばかりを求めると

数年後には本来掛かるべき費用の何倍ものお金がかかることも

珍しくありません。

基本となるところにはキッチリとお金を掛けるんです。

それにはまずユーザーが正しい勉強をすべきと考えます。

施工会社の技術不足なんて論外ですが、「わからないからお任せで」

なんてやってると、素人同然の業者に「やられて」しまいますよ。

勉強すべきと言いましたが、どうすればいいんでしょう?

まずは工事現場をたくさん見ることですが、近くで見るのはなかなか

難しいです。一言言えば見学させてくれる所もありますから、遠慮せず

声をかけてみてはいかがでしょう。

工法だけじゃなく、道具がきちんと手入れされているか、危険な使いかたしてない

か、散らかったままの状態で作業してないかよく見てください。

これがキチンとなってない現場は参考にも勉強にもなりません。

建材メーカーのHPに施工例とか動画付きで説明してるものもあるので

これも参考にしてください。

あとはホームセンターにこまめに足を運んで建材を触ってみてください。

ただし、ここだけの話ですが、木材や鋼材は昔ながらの専門建材店とは

まるで質が違うので、本当は専門店に行けばよいのですが、一般ユーザー

は相手にしてもらえない場合が多い様です。

(そのあたりももっとオープンにすべきなんですが)

そんな事を続けていると、あなたも自然とものの良し悪しが分かって

来ますので、業者の良し悪しも見抜けるようになります。

どんなジャンルでもそうですが、ある程度知識があれば

悪い業者は見た目で解るもので、これからはユーザー自身が

厳しい目で見れるようにならないと悪徳業者、素人業者はなくなりませんし、

あなたの大事な資産をめちゃくちゃにされても泣き寝入りすることになりますの

で、これは私からもぜひお願いしたい事です。

その次のステップについても非常に大事なこと、

ぜひ言っておきたいことがありますので、次回必ずお読み頂く様にお願いします。

ありがとうございました。