こんにちは、小相澤です。
久々の店舗工事です。
まずは現状。
ソバ屋→居酒屋と業態を変えて運営してきたようですが
あえなく閉店となった店舗です。
（それにしても内装のセンスが……）
いわゆる「居抜き」物件だったら良かったのですが、
設備機器は全て無い状態、内装はご覧の通りなので
見直しが必要です。
ま、それでも厨房の基本的な配管、グリストラップ
換気扇フードが残っており、
間仕切り壁もこのまま使えるので、
スケルトンから始めるよりずっと安く済みそうです。
小さな飲食店は数多く手掛けてきましたが、
今回は、「お弁当屋」さんです。
といっても「〇っと〇っと」とか
「オ〇ジン」の様に
持ち帰り専門のお店じゃありません。
店舗面積が弁当屋にしては大きいので
イートインスペース（その場で食べられる場所）
が併設されたお店です。
例によって 「保健所」と「消防」について
この二つをクリアしないといけません。
が、思ってるほど条件は厳しく無く
要望を何点かクリアすることで
あっさりとオープンにこぎつけました。
今回はご主人に色々動いてもらったので
「あっさり」と言ってしまいましたが、
多少の「もめ事」はあったようです。
（すみません…私がやらないといけないのに感謝感謝…）
で、まず店舗の端にある座敷を撤去することから
始めました。
作りは簡素なもので、
ホントに大工が作ったのかな？
っていう程。
解体にそれほど時間はかかりませんでした。
しかし、解体後、
心配してたことが…
以前はこの位置が厨房だったのかな？
グリストラップの様な四角い穴が…
まあ必要ないんじゃ埋めるしかないですが
いずれにしてもここは左官仕上げしないと
いけないので
急きょ砕石を取りに行って
明日の左官工事に間に合わせます。
元々 床はPタイルで仕上がってましたが
たぶん大工が貼ったのかな？
かなりいい加減な貼り方でした。
本当は全部剥がして平らにしてから
新しい床材を貼りたかったのですが、
時間と予算がそれを許してくれません。
座敷跡との段差は同じPタイルで高さを合わせて
長尺シートを貼りました。
「段差なんて左官で平らにすればいいじゃん」
っておもったでしょ！
将来このPタイルを全部剥がす可能性もあるので、
タイルの高さで仕上げると
あとでそこを削ったり、変な段差が出来ちゃうんです。
どれだけ先かわかりませんが
将来のリフォームを楽にする気遣いも
たとえウチが工事しなくても
しておくべきかな？と。
壁紙を貼り替えて
長尺シートを貼っていきます。
話が長くなってしまいましたが、
この他に厨房との境のカウンター開口が
大きすぎるとのことで
小さくしたり、ドアを追加する工事を
行いました。
奥の厨房の青い壁も白く塗り直しました。
で、仕上がり。
開口にはガラス引き違い戸を入れてます。
（保健所対策）
壁紙はいくつかアクセントを入れてまして
正面は紺色
左右はそれぞれ違う柄で仕上げてます。
腰下には汚れ+傷防止の効果がある
壁紙を貼りました。
（横に貼ってこの柄になる）
エアコンを天井に取り付けました。
この他、外部は白いペンキ仕上げだったものを
木目調のダイノックで仕上げ、
のれん、タぺストリー、ガラスシートを
貼って
照明も取り付けて…
出来上がりです。
正直もう少し作り込みたい部分も
ありましたが
予算の関係と
お弁当屋さんということで
適度に高級感を抑える？感じとしました。
お店の名前は
お弁当とお惣菜の店「蓮家」（れんや）
さんです。
次回はオープン時の様子や
詳細お送りしますね。
ありがとうございました。
