「信用」と「信頼」の違い

 

こんにちは、小相澤です。

「信用」と「信頼」、違いわかりますか?

いつものように古くから取引のある業者に

案件の一部を任せておいたところ、

非常に早い対応で、しかも業務の内容も安心できる内容でした。

私からは「いつもありがとう」と

お決まりのフレーズが出ます。

彼の名はS君とします。

私はS君を「信用」も「信頼」もしています。

なぜなら、今までいくつもの案件を高いレベルでこなしてきましたし、

今後もそのパフォーマンスは変わることないと思っています。

案件は一人ではできないものばかりですが、

S君はそれをいとも簡単にこなしてしまいます。

なぜなんでしょう?

S君はそれぞれの業務を各専門スタッフに外注するわけですが、

人を相手にするにあたって、思うようにいかない事なんて

たくさんあると思います。

なぜ、いつもそんなスマートに業務をこなせるのか?

聞いてみました。

各専門業者に発注する上でS君はこう言います。

業者を「信用」するけど、「信頼」しない と。

S君の中には長い付き合いの業者もいます。

それでも、「信用」するけど、「信頼」しないと一貫してます。

「信用」とは、過去の業績に対してするものでしかない。

「信頼」とは未来に対して「頼る」事。

つまり

これから起きる業績に何も期待しないという事です。

今まで良い仕事してくれた人でも、急に変わることがあります。

病気とか怪我でなくても急にパフォーマンスが落ちることが

あるのです。

人は弱いものですし、プライベートで起きたことが

仕事に影響してしまう事もあるかもしれません‥

「この人だったら安心して任せられる」という割合が

S君の中では非常にわずかしかないということなんです。

「いつもありがとう!今回も頼むよ!」って

私などは言葉の通り全面的に頼ってしまいます。

うまく回っていれば問題ないですが、

仕事って歯車が狂い始めるととんでもないところに飛び火して

しまう事があります。

その度、「あんなに期待してたのに」

「きっとうまくやってくれると思ったのに」

と、落胆することもしばしば。

これからの業務を「信頼」して任せることが、彼らの為だと

思っていましたし、モチベーションも上がると思ってたのです。

でも結果はいつも期待以下。

「なんでわかってくれない?」「お客様の為に考えてくれよ!」

と思うばかり…

結局、関係が悪くなり、その後の業務も任せられなくなります。

 

私の場合は信用も信頼もしてほしい!

きっとほかの人も同じだろう!と思いこみ、

業務を任せるのには信頼してあげないと

業者さんに失礼に当たる?

と思うのはおおきな間違いだと気付きました。

お客様の為に未来に向かって活動する私。

それによって発生した業務を黙々とこなす業者。

立場はまるで違います。

期待されることをプレッシャーだと思う人もいるでしょう。

だから、S君の言う「信用」しても「信頼」せず

が正解なんでしょう。

久しぶりに腑に落ちた言葉でした。

ありがとうございました。

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